親しい友がいる。

 あらためまして、あけましておめでとうございます。

みなさまにとって、本年が素晴らしい1年でありますよう、お祈り申し上げます。


昔からの友がいる。

仲間から連絡があった。

「〇〇が入院している」

「そうか、病院はどこだ!」

「県中だ」

「そうか」

その夜、本人にメールを送った。

以下はすべてメールのやりとりだ。


「俺だ!」

「年賀状出さなくてすまん」

「行けば会えるのか!」

「面会謝絶だ、それに声が出ない」

「死ぬような病気か!」

「咽頭がんだ」

「転移は!」

「してないって言われた」

「全部取り切れたのか!」

「医者はそう言ってる」

「ならまだ生きられるな」

「そう言うそっちはどうなんだ」

「俺は死ぬような病気じゃない」

「そうか、だいじにしたほうがいいぞ」

「死にかけてるお前に言われたくない!」

「そりゃそうだな」

「退院、決まったら連絡しろよ」

「わかった」

「痛むのか?」

「ああ」

「・・・またメールする」

「ああ」


入院している友とは、学生時代、世田谷の狭い部屋で一緒に暮らしていたことがあった。

二人でいろんなところに行った思い出がある。

思い出を語ると、そいつが死んてしまうような気がするからよそう。


まわりのすべての人たちが、健康であってほしい。

そんな年の始まりです。

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